Twitter炎上から学ぶ:人生を破滅させた悪魔のツイートとは!?

大炎上

ネット史上に残る驚愕のSNS大炎上は、アメリカ・イギリス・アフリカを舞台にして起きた。
空旅の途中、乗り継ぎ空港でツイートした内容が数時間で世界中へ広まり、目的地に着いた時には彼女は無名でありながらも世界一検索される話題の人物になっていた。
わずか数時間で「破滅」の道を辿ることになった、海外の驚き事例を紹介したい。

ちょっとした悪ふざけ投稿のはずが……

SNS炎上
世界最悪のツイッター炎上とも評されるのが、ジャスティン・サッコが経験したTwitter投稿による悲劇です。
当時、彼女のTwitterフォロワーは170人程度ということなので、社会的影響力の強いインフルエンサーというわけでもなく、ごくごく普通にSNSを使っていただけだったのでしょう。
その一般ユーザーが、たった一度つぶやいた内容があっという間に世界中の人たちへ共有され、反感を買い、不特定多数の人々から批判・攻撃され、挙げ句の果てには職を失ってしまったというのです。

怒りで暴走する人の中には、彼女を見かけたら襲撃すると脅迫するものもあったといいます。
炎上後、サッコの人生は急転。
ネットのなかの誹謗中傷、彼女個人への攻撃がもとでリアルな生活が壊れてしまうという信じがたい結末を迎えました。
そこまでの大炎上を引き起こした問題のツイートとは、どのようなものだったのか?

冗談ツイートが「人種差別」発言へ!

アメリカからアフリカに向かう旅の途中、彼女はイギリスのヒースロー空港で乗り継ぎました。
その時、空港でツイートした(彼女としては冗談のつもりだった)投稿が炎上の火種となります。
それは、こんな感じのものでした。
アフリカへ向かう。エイズにならないことを願う。冗談です。言ってみただけ。なるわけない。私、白人だから!

フライトを終えて人生が一変する…

ひえー
アフリカのケープタウンへ向かう乗継便に搭乗する直前に、彼女がTwitterに上げた投稿はさいしょの内は目立った反応もなかったといいます。
フォロワーの無反応にちょっとがっかりしつつ何事もなさそうな雰囲気のまま、飛行機に乗り込み、11時間のフライトを終えてアフリカに到着した時には、彼女を取り巻くすべてが変わっていたのです。
イギリスからアフリカへその上空を移動している間に、ひとりの女性の人生が本人の知らないうちに知らない人によって「壊された」ということになるのかもしれません。

最悪の人種差別ツイート
ジャスティンサッコというこのとんでもない女のことを皆に知らせるべき
彼女のツイート、人種差別がひどすぎて、恐ろしい。言葉もでない。恐怖以上の何かを感じる
Twitter上では、@JustinSaccoの名前とリツイート、誹謗中傷によるあからさまな攻撃が続いた。

そして、アメリカ企業の広報部長だった彼女は解雇され、職までを失うことになる。

「つぶやき」=本人のすべて、という偽イメージが生成

落ち込む女性
炎上発生した2013年12月。
ジャスティン・サッコという個人名はグーグルで122万回検索された。
彼女のツイートが問題になったのは、「人種差別」と受け取られるメッセージが含まれていたからだという。
身内へのウケ狙いだったサッコの冗談めいたつぶやきは、会ったことのない大勢の見知らぬ人にとっては次のような発言ととられたことになる。
『白人はエイズにならない。エイズになるのは有色人種』なのだと。

少ないフォロワーの中のある男の目に留まったが運の尽き…

そもそも、サッコのフォロワーは200人にも満たない数だったのに何故、数時間で彼女の人生を奪うほどの炎上になったのか?

そこには、15000フォロワーを持つ、ある男性の存在があった。
ジャスティン・サッコと直接つながりのある一人のフォロワーが、例の悪ふざけツイートを問題視し、社会的影響力のあるジャーナリストへ「通報」したのだ。
そこを起点に、@JustinSaccoはバズる
世界中の検索トレンドワード1位になるのに、わずか数時間しかかからなかった。

ごく普通にアメリカで働いていた市民が、一度のTwitter投稿によって社会的制裁を受け、破滅的なまでのダメージを被ったという事例。
彼女に会ったこともなく、個人的な交流がなかった不特定多数のネット市民にはどのような『ジャスティン・サッコ像』が浮かんでいたのだろう?

脳科学から見た、ネット炎上やメシウマ

近著「シャーデンフロイデ」で脳科学者・中野信子氏は、他人を引きずり下ろす快感について論じている。
よくいわれる「人間性」のなかには、残酷な面も結構あるというのだ。
様々な心理学研究や理論をつかって、イジメやネット上で起こる吊るしあげのメカニズムに迫っていく内容は興味深く、インターネット社会を生きるうえでの参考書といった印象を受ける。
次回は、中野氏の本を軸にしながら、次々に発生しているインターネット関連の事件、問題の根っこにあるものに迫っていきたいと思います。

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